「Macってウイルスに強いんでしょ?」って思ってそのまま放置してる人、結構多いんじゃないでしょうか。

たしかにmacOSはセキュリティ面でよく設計されています。でも、設定をそのままにしていると思わぬところから被害を受けることも。実際、フィッシング詐欺や不正アクセス、マルウェアの被害はMacユーザーにも増えています。

「難しそう…」って感じるかもしれませんが、大丈夫です。今回紹介するのは、難しい知識なしでできる、最低限のセキュリティ設定だけ。初心者〜中級者の方に向けて、わかりやすくまとめました。

所要時間は全部合わせても30分かからないくらい。ぜひこの機会にサクッとやっておきましょう!


まず確認:「システム設定」を開こう

最初に、システム設定(画面左上のAppleメニュー → 「システム設定」)を開いておきましょう。

今回の設定のほとんどはここから行います。「システム環境設定」という名前は古い呼び方なので、もし見当たらなくても焦らず同じ場所を探してみてください。


設定①:ソフトウェアアップデートを自動化する

地味だけど、これが一番大事です。

macOSのアップデートにはセキュリティの修正が含まれていることが多く、古いバージョンを使い続けていると既知の脆弱性を突かれる可能性があります。

設定手順

  1. システム設定を開く
  2. 「一般」→「ソフトウェアアップデート」を選ぶ
  3. 「自動アップデート」の右にある「ⓘ」ボタンをクリック
  4. 以下をすべてオンにする
  5. macOSアップデートをインストール
  6. セキュリティレスポンスとシステムファイルをインストール

「勝手に再起動されたら困る」という場合も、セキュリティパッチだけは自動にしておくことをおすすめします。


設定②:ファイアウォールをオンにする

Macのファイアウォールは、外部からの不正な通信をブロックしてくれる機能です。

初期状態でオフになっていることがあるので、必ず確認しましょう。

設定手順

  1. システム設定 →「ネットワーク」→「ファイアウォール」を開く
  2. ファイアウォールがオフになっていたらオンに切り替える
  3. 「オプション…」をクリックして「すべての着信接続をブロック」は基本的にオフのままでOK(オンにすると一部アプリが使えなくなることがある)

カフェなどの公共Wi-Fiを使うときは特に重要な設定です。


設定③:FileVaultでストレージを暗号化する

FileVaultとは、Mac本体のストレージ全体を暗号化してくれる機能です。

万が一Macを紛失・盗難されたとき、FileVaultが有効なら他人にデータを読まれる心配がぐっと減ります。

設定手順

  1. システム設定 →「プライバシーとセキュリティ」を開く
  2. 下にスクロールして「FileVault」を探す
  3. 「FileVaultをオンにする」をクリック
  4. 回復キーは必ずメモして安全な場所に保管すること!(これを失うとデータにアクセスできなくなります)

暗号化には少し時間がかかりますが、その間もMacは普通に使えます。


設定④:ロック画面とスクリーンセーバーを設定する

「ちょっとその辺に置いておいたら誰かに見られた」なんてことを防ぐために、画面ロックの設定はしっかりやっておきましょう。

設定手順

  1. システム設定 →「ロック画面」を開く
  2. 「スクリーンセーバー開始後または画面をオフにしてからパスワードを要求するまでの時間」を「すぐに」に設定
  3. 「スクリーンセーバーを開始するまでの時間」も短め(5〜10分)にしておくと安心

また、席を外すときは Control + Command + Q でサッと画面をロックする習慣もつけておくと完璧です。


設定⑤:パスワードを強くする+パスワードマネージャーを使う

「全部同じパスワード使ってる」「パスワードをメモ帳に書いてる」という人は要注意!

macOSにはiCloudキーチェーンというパスワード管理機能が内蔵されています。Safariや対応アプリと連携して、強力なパスワードを自動生成・保存・入力してくれます。

設定手順

  1. システム設定 →「パスワード」を開く(Apple IDでサインインが必要)
  2. 既存のパスワードを確認して、弱いものや使い回しているものを変更する
  3. 「パスワードをオートフィル」をオンにしておくと入力がラクになる

1Passwordや Bitwardenなどのサードパーティ製パスワードマネージャーも人気で、複数デバイスで使うならそちらもおすすめです。


設定⑥:「App Storeと確認済みの開発元からのアプリ」のみ許可

MacにはGatekeeperというセキュリティ機能があり、信頼されていないアプリのインストールをブロックしてくれます。

設定手順

  1. システム設定 →「プライバシーとセキュリティ」を開く
  2. 「セキュリティ」の項目で「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」を選択

「App Storeのみ」にするとさらに安全ですが、使いたいアプリが入れられなくなることがあります。「確認済みの開発元」までなら利便性と安全性のバランスが取れています。


設定⑦:プライバシー設定を見直す

アプリが勝手にカメラ・マイク・位置情報にアクセスしていないか、確認しておきましょう。

確認手順

  1. システム設定 →「プライバシーとセキュリティ」を開く
  2. 「カメラ」「マイク」「位置情報サービス」などを順番に確認
  3. 使っていないアプリはオフにする

「なんでこのアプリがカメラにアクセスしてるの?」というものがあれば、すぐにオフにしてOKです。


おまけ:ブラウザのセキュリティも忘れずに

Macのシステム設定だけでなく、ブラウザのセキュリティも大事です。

  • Safari:「プライバシーを守るためのトラッキング防止」がデフォルトでオン。設定で確認しておこう
  • フィッシング詐欺:SafariもChromeも警告を出してくれるが、過信しすぎず怪しいリンクはクリックしない
  • 広告ブロッカー(例:AdGuard、uBlock Originなど):フィッシング広告などを抑えられる場合があるので、気になる人は導入を検討してみて

まとめ:まず今日できることからやってみよう

今回紹介したセキュリティ設定をおさらいすると:

  • ✅ ソフトウェアアップデートの自動化
  • ✅ ファイアウォールをオン
  • ✅ FileVaultで暗号化
  • ✅ ロック画面の設定
  • ✅ パスワードの強化・管理
  • ✅ Gatekeeperの設定確認
  • ✅ プライバシー設定の見直し

全部一気にやらなくてもOK。「今日はFileVaultだけやる」くらいの気持ちで、少しずつ取り組んでみてください。

Macは確かに堅牢なOSですが、使う側の設定と意識がセキュリティの最後の砦。ぜひこの機会に見直してみてくださいね!

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