「Macってウイルスに強いんでしょ?」って思ってた時期が、私にもありました。
確かに、Windowsよりはマルウェアやウイルスのリスクは低めと言われています。でも「低い」と「ゼロ」は全然違うんですよね。
フィッシング詐欺、不正アクセス、データ流出……Macユーザーも普通に被害にあっています。
「設定が難しそう」「どこをいじればいいかわからない」という方でも大丈夫。今回はMac初心者〜中級者向けに、最低限やっておきたいセキュリティ設定をわかりやすくまとめました。
むずかしいことは一切なし。順番にやっていくだけでOKです!
まずここから!「システム設定」を開こう
macOS Venturaからは、設定画面の名前が「システム設定」に変わっています。
(「システム環境設定」という名前は古いので、古い記事を参考にしてる方は注意してくださいね)
画面左上のAppleメニュー()→「システム設定」から開けます。
今回紹介する設定は、ほとんどここから操作できます。では早速いきましょう!
1. ソフトウェアアップデートを自動化する
セキュリティ対策の基本中の基本がこれです。
macOSのアップデートには、ウイルスや脆弱性へのセキュリティパッチが含まれています。「なんか面倒だから後で…」と放置するのは、鍵のかかっていないドアを開けっ放しにするようなものです。
設定手順
- 「システム設定」を開く
- 左メニューから「一般」→「ソフトウェアアップデート」をクリック
- 「自動更新」の右にある「ⓘ」アイコンをクリック
-
以下の項目をすべてオンにする
-
「macOSアップデートをインストール」
- 「アプリをApp Storeからアップデート」
- 「セキュリティ対応とシステムファイルをインストール」
この3つをオンにしておけば、重要なセキュリティ修正が自動で適用されるので安心です。
2. ファイアウォールをオンにする
「ファイアウォール」とは、外部からの不審な通信をブロックしてくれる仕組みのこと。
Macはデフォルトでオフになっていることがあるので、必ず確認してみてください。
設定手順
- 「システム設定」→「ネットワーク」→「ファイアウォール」を開く
- ファイアウォールが「オフ」になっていたらオンに切り替える
これだけ!シンプルです。
特にカフェや図書館など公共のWi-Fiを使うことが多い人は、絶対にオンにしておきましょう。
3. 画面ロックとパスワード設定を見直す
「ちょっとトイレ行ってくる」のスキに、ノートPCを覗かれたり操作されたりするリスクは意外と高いです。
スリープ後すぐにパスワードを要求する設定にしておくのが鉄則です。
設定手順
- 「システム設定」→「ロック画面」を開く
- 「スリープまたはスクリーンセーバの開始後にパスワードを要求」を「すぐに」に設定
Touch IDやApple Watchでのロック解除は便利ですが、パスワード自体を無効にするのはNGです。万が一のときの最後の砦なので、しっかり設定しておいてください。
4. プライバシー設定でアプリの権限を整理する
インストールしたアプリがカメラ・マイク・位置情報・連絡先などにアクセスできる状態になっていませんか?
使っていないアプリに余計な権限を与えるのは、セキュリティ的にもプライバシー的にもよくないです。
設定手順
- 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開く
- 「カメラ」「マイク」「位置情報サービス」「連絡先」などの項目を一つずつ確認
- 使っていないアプリや、そもそも許可した覚えのないアプリはオフにする
特に確認してほしいのはこの4つ:
- カメラ・マイク:ビデオ通話アプリ以外は基本オフでOK
- 位置情報:地図アプリや天気アプリ以外は不要なことが多い
- フルディスクアクセス:ここに見知らぬアプリが入っていたら要注意!
- 画面収録:許可するアプリは最小限に
5. FileVaultでディスクを暗号化する
これ、知らない人が多いんですがめちゃくちゃ重要です。
FileVaultは、Macのディスク全体を暗号化してくれる機能。
万が一Macが盗まれたとき、FileVaultがオフだとデータをそのまま抜き取られる可能性があります。でもオンにしておけば、パスワードなしにはデータを読めなくなります。
設定手順
- 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開く
- 下の方にある「FileVault」の項目を確認
- オフになっていたら「オンにする」をクリック
注意点: FileVaultを有効にすると「回復キー」が発行されます。このキーは絶対になくさないでください。パスワードを忘れたときの命綱です。紙に書いてどこかに保管しておくのがおすすめ。
Apple Siliconチップ(M1以降)搭載のMacは、デフォルトで暗号化が有効になっていることも多いですが、念のため確認してみてください。
6. Safari(または使用ブラウザ)のセキュリティ設定を確認
Webブラウジング中の脅威も無視できません。
Safariを使っている方は、以下を確認しておきましょう。
Safariの設定
- Safariを開いて、メニューバーから「Safari」→「設定」
- 「プライバシー」タブを開く
- 「クロスサイトトラッキングを防ぐ」にチェックが入っているか確認
- 「セキュリティ」タブで「詐欺的なWebサイトを訪問しようとしたときに警告」がオンになっているか確認
また、Safari拡張機能の「広告ブロッカー」を導入しておくと、悪意のある広告を通じたマルウェアの配布リスクを抑えられる場合があります。(完全に防げるわけではないですが、入れておいて損はないです)
おすすめは「AdGuard for Safari」や「1Blocker」あたりです。
7. 見知らぬアプリはGatekeeperに任せる
Macには「Gatekeeper」という仕組みがあって、App Store以外のアプリを勝手に実行しないようにガードしてくれます。
確認方法
- 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」
- 「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」を確認
- 「App Storeと確認済みの開発者」に設定しておくのが基本
「App Storeのみ」が最も安全ですが、サードパーティアプリが使えなくなるので、「確認済みの開発者」の設定がバランス的にちょうどよいです。
まとめ:今日から5分でできる!セキュリティ設定チェックリスト
長くなりましたが、最後にまとめておきます。
- ✅ ソフトウェアアップデートの自動化をオンにする
- ✅ ファイアウォールをオンにする
- ✅ スリープ後すぐにパスワードを要求する設定にする
- ✅ アプリの権限(カメラ・マイク・位置情報など)を整理する
- ✅ FileVaultで暗号化をオンにする
- ✅ Safariのプライバシー・セキュリティ設定を確認する
- ✅ Gatekeeperの設定を「確認済みの開発者」にしておく
どれも難しい操作はなく、設定を確認してオンにするだけのものがほとんど。
「Macだから安心」という油断が一番のリスクです。この機会に、ぜひ一度チェックしてみてくださいね!